夜勤専従看護師として働くメリット・デメリット

夜勤専従看護師について

夜勤専従看護師と聞くと、皆さんはどんなイメージを持つでしょうか。

高給与、時間的余裕がある、大変そう、生活リズムが崩れそうなど、良い点悪い点共に色々浮かぶと思います。

ここでは、そんな夜勤専従看護師の実態について、私の経験を元に少し書かせて頂きたいと思います。

主に、夜勤専従看護師のメリットやデメリット、どんな人がやっているのか等をお伝えします。

夜勤専従看護師の働き方

1.夜勤専従看護師のメリット

  1. 時間的余裕がある
  2. 面倒な業務が少ない
  3. 給料が高い

①時間的余裕がある

夜勤専従看護師はその名の通り、夜勤しかやらないので、比較的日中は自由な時間を過ごすことができます。

日勤常勤として働いた場合、丸2日間日中の時間が潰れてしまうことを考えると、夜勤は2日で1回の換算になる為、始業前までの時間や夜勤明けの日がフリーとなり、比較的日中の時間に余裕があります。

夜勤明けの日なんかは少し仮眠を取って、夜はプライベートの時間に使うと言う人も多いです。

次の日が日勤だと、「夜遅くまでって言うのは翌朝が心配…」と、ゆっくりプライベートな時間を過ごせなかったりもしますが、夜勤専従の場合は、翌日勤務であったとしてもまた夜勤なので、朝寝ができるし、夜も時間を気にせず過ごすことができます。

また、朝が弱いという人にも良いかもしれません。

②面倒な業務が少ない

ここで言う面倒な業務というのは主に、委員会や研修等日々の業務以外の仕事を指していますが、夜勤専従看護師は常勤でもそういった業務には関わらなくて良いことが多いので、単純に、ほぼ自分の勤務日の自分の仕事だけをこなせば良いと言うところも魅力だと思います。

ただ夜勤専従看護師であっても、勉強会や病棟会には参加しなければならない病院もあります。

そうなると、夜勤明けで一度帰宅して、もう一度病院に来なければならなかったりと負担も増えるので、その辺りは事前に職場に確認しておくと良いでしょう。

③給料が高い

夜勤専従常勤の場合、日勤夜勤混合の常勤と同じくらい、若しくはそれより高い給料がもらえたりします。

面倒な仕事が少なくて、日勤夜勤混合の常勤と大差ない給料がもらえるのはとても魅力だと感じます。

ただ、夜勤専従看護師の常勤の求人は多くありません。大体が非常勤で募集していると思います。

しかしこれは私の実体験になりますが、以前、夜勤専従看護師は非常勤のみ募集していた職場に面接に行き、本当は夜勤専従の常勤で働きたかったと話したら、夜勤専従の常勤として雇ってくれた職場がありました。但し他言しないようにと言われたので、あれは特例だったのかもしれません。

でもそう言うこともありますので、職場に交渉してみるのも良いかもしれません。

非常勤となると勤務日数によっては金額が下がってしまいますが、それでも日勤常勤と比べると大分高いので、やはり効率よく稼げる働き方だと言えます。

2.夜勤専従看護師のデメリット

  1. 身体的負担
  2. 経験が浅いと難しい
  3. 向き不向きがある

①身体的負担

これは当然と言えば当然なのですが、朝起きて夜寝るという人間の通常リズムと180度真逆のリズムで生活することになるので、自覚症状がなくても、身体的負担はかなりのものと考えられます。

日勤夜勤混合の常勤と比べると、夜勤だけの場合の方がリズムが整うという考え方もありますが、以前、夜勤をやっている人は寿命が10年縮まると聞いたことがあります。

その真偽については不明ですが、それくらい、夜勤は負担が大きいということでしょう。その勤務を多ければ月に10回近くやらなければならないので、体調を崩す可能性も高いと言えます。

②経験が浅いと難しい

基本的に夜勤は限られた人数で行うので、比較的多くのスタッフがいて協力を仰げる日勤とは違い、一人でこなさなければならない業務が多いです。働く場所によっては夜勤一人体制のところもあります。

疾患や病態、薬などに対する知識や、様々な技術、急変対応、あらゆる状況下での適切な判断など、ある程度は一人でも行えるよう、経験が豊富であるに越したことはありません。

③向き不向きがある

とりあえず夜に強いことが必須であり、夜はどうしても眠くなってしまう、眠気には勝てないと言う人には向かないでしょう。

一応2時間程度の仮眠の時間もありますが、必ず2時間取れるとは限らず、全く取れないこともあります。

どんなに楽と言われる職場でも仕事ですので、勤務中は責任がありますし、ましてや少ない人数で対応しなければならないので、眠くなる、寝てしまうなんてことは当然タブーです。

それから、夜勤は一緒に働いているメンバーと話したりする時間も、日勤と比べると多いと思います。そう言う時間が苦痛、若しくは限られたスタッフと一緒の時間が長いというのはあまり得意ではないと言う方には向かないかも知れません。

3.こんな人が夜勤専従看護師として働いている

私が今まで出会った夜勤専従看護師を、参考までに少しご紹介したいと思います。

やはりプライベートを充実させたい、又は自分の夢や目標の為に、少ない日数で効率よく稼げるこの働き方を選んでいると言う人が多いように思います。

意外に多かったのは、芸能関係の事務所に所属している人です。歌手、声優、芸人など本業にしたいことがあり、看護師はあくまでお金の為にやっていると言う人が何人かいました。

また一番驚いたのはCAと兼業と言う人で、元々看護師として数年働いていたけれど途中でCAになり、看護師を辞めてCAとして働き出したけれど、看護師の時と比べて給料が下がったので、以前の生活水準を保つために夜勤専従をやっていると話していました。

夜勤明けで、「これからフライトです」と話していた時は心底驚きましたね……

他にも、日勤夜勤混合だと身体がしんどいと言う人、日勤には医者や師長、看護師の役職者が出勤していることが多いので、そう言う人たちの中でピリピリしながら働きたくないと言う人、単に朝が苦手だからと言う人、色々な人がいました。

やはり夜勤専従看護師は他の勤務形態に比べ、より自分のライフスタイルに合わせて働くことができるように感じます。

夜勤専従看護師として働くメリット・デメリット~まとめ~

夜勤専従看護師について~まとめ~いかがでしょうか。

自分のライフスタイルや生活リズムに合うという方には、夜勤専従看護師という働き方も良いのではないかと思います。

夜勤専従看護師も、常勤だとボーナスも有休も受け取れますし、福利厚生も安心です。

ただやはり体調面には十分に気をつけて、常に自分の身体と向き合いながら仕事をすることが必要になってくると思います。

是非転職する際の参考にして頂ければと思います。

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