求人情報の募集条件が異なった失敗談
看護師の転職の失敗例として多いことが求人情報の募集条件と実際に転職して働いた時の条件が異なるという点です。
転職先を決める時に、1番最初に吟味するのは求人情報の募集条件かと思いますが、そこに書かれている条件がそのまま通るというわけにはいかない施設も多いようです。
このケースで失敗したAさんの失敗エピソードを1例としてご紹介します。
Aさんは外科的技術や知識をより深く身につけ、スキルアップをしたいと考え転職を決意しました。
スキルアップできる病院・スキルアップを支援してくれる病院を探して、自分がスキルアップするためにこの病院に転職したという意思を伝えたにも関わらず、転職後に配属された病棟はスキルアップと全く関係のない科で、さらに残業や夜勤勤務も当たり前のようにあり、スキルアップどころか外科の勉強を全くできない環境に置かれてしまったという失敗例です。
このように募集条件と転職後の条件が異なってしまうことを防ぐ対策として、実際に転職前に自分で条件を確認することが大切です。
自分で確認しにくい場合は、転職サイトなどの担当コンサルトさんに相談して確認してもらうようにしましょう。担当コンサルトの方は転職サポートのプロなので、こういう事例の対応には慣れているため、転職を成功させるためにも相談してみましょう。
募集条件を重視して人間関係が悪い
転職先を決める時に重視する点は募集条件と人間関係かと思いますが、どちらもが充実している施設を見つけることはなかなか難しいことが現実です。
職場の人間関係というのは実際に自分が働いてみないと分からないことも多く、実際に働いている人の声を聞かないと分からないことも多いです。
この人間関係で転職した失敗エピソードの例があります。
急性期病院で毎日忙しく働いていたBさんは、毎日仕事に追われる日々に疲れてしまい、慢性期病院への転職を決意しました。
仕事に追われることもなくなり、仕事内容は自分に合っていたのですが、職場の人間関係が最悪でした。
仕事を教えてくれることもなく、間違えていれば馬鹿にされるなどが日常で、頼れる人が見つからず、精神的に追い込まれてしまったという例です。
人間関係を転職前に自分で把握するということは難しいですが、知り合いの看護師が働いている場合などは情報を聞いたり、転職サイトに登録すると施設の内部情報に詳しいこともあるため、自分1人で情報を集めるよりも簡単に人間関係の良しあしを確認することができます。
また、転職を決意する前に施設見学を申し込むなど実際に職場の雰囲気を自分で体感することも1つの対策です。
収入・待遇が悪くなった
募集条件に良く記載されている「〇万円以上」という文言ですが、この数字は採用担当者の裁量で記載されていることが多く、給与アップを期待して転職したのに何も変わらないという失敗エピソードもあります。
例えば、給与アップを重視して、募集条件で給与が良い施設を選んで転職したにも関わらず、基本給は平均的で、残業代や夜勤勤務の手当てがプラスされることによってやっと〇万円以上になるという施設や、高収入の文言に惹かれて美容外科に転職したら給与は上がったが、売り込みなどの営業ノルマがきつかったという例があります。
給与の面は転職する前に、募集条件に書かれている〇万円以上や高収入という文字を鵜呑みにするのではなく、転職を考えている施設の基本給や他の夜勤手当などをしっかりと自分で確認しておきましょう。
これらの点を確認することで給与の面で転職を失敗することは少なくなるでしょう。他にも、内定時に勤務条件などが記載されている採用内定通知書を受け取ることができるため、不安な方は転職先の施設に申し出るようにしましょう。
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看護師の仕事って、働く環境・職場の人間関係などによって、働きやすさが変わりますよね。
また、自分の周囲の環境(出産・結婚など)によって、転職を決断する場合があります。
その際に、自分にとってより良い条件で転職したいですよね~。
私の看護師の友人は、知り合い経由で転職をしていたけど、条件面悪く、本人はその条件が良いのか悪いのかさえ気づいていなかった。
看護師の転職サイトも合わせて活用し、求人情報を客観視することが大切です。