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クリニックってどんなとこ?
クリニックや病院は、病床数や入院設備のある施設なのかなど法律で明確に分類されています。クリニックは、無床か19床以下の施設となっており、診療所や医院と名前は違っても同じ医療施設に分類されます。
病院には様々な診療科があり、入院設備・検査器具なども充実していますが、クリニックは開院している医師によって内科や消化器内科・美容クリニックなど診療科が異なります。現在、国では初診はクリニックを受診し、精密検査が必要な場合に病院を紹介してもらうように推奨しています。
クリニックの給料形態
クリニックの給料は雇用が正社員かパート・アルバイトなのかによっても異なります。また、クリニックは個人経営なので、基本給や諸手当・ボーナスなどは経営者である医師によって異なります。他にも、都市部か地方なのか勤務地によっても大きく異なります。都市部の基本給は25万前後であるのに比べ、地方の基本給は20万前後と基本給だけで5万円の差が出てしまうこともあります。
クリニックの中でも美容クリニックは給料が高いことや最新の美容知識を得られるということで、転職先としての人気も高いです。しかし、美容クリニックには商品を販売するなどのノルマがある場合もあるので、給料だけでなく、他の募集要件もしっかり確認して転職するようにしましょう。
アルバイトと正社員の給料の違い
看護師の給料にはパートやアルバイトもしくは正社員なのかという雇用形態も大きく関わってきますが、クリニックの場合は雇用形態で給料に大きな差がつかないクリニックもあります。
クリニックによって異なりますが、正社員の場合は昇給やボーナスの支給があります。
しかし、ボーナスはクリニックによって支給されない場合やボーナスの変わりに商品券などという場合もあるため、転職前の事前の確認が必要です。
また、正社員であれば有給休暇や住宅手当などの諸手当や待遇が良くなります。
パートやアルバイトの場合、昇給やボーナスは支給されず、時間給になります。
時間給とは、決められた時給×勤務時間の換算になります。
しかし、パートやアルバイトは勤務時間が調整できたりするため子育て中の方などは働きやすいでしょう。
パートやアルバイトでも通勤手当や残業手当などの諸手当は支給されるクリニックが多いです。
クリニックと病院の給料の違い
クリニックと病院の違いで大きいのは、病床数や診療科などもそうですが、働く看護師側としては夜勤勤務があるかないかが1番のポイントです。
クリニックは基本的に日勤勤務のみの所が多いので、夜勤勤務をしなくて良くなります。
しかし、夜勤勤務がないため、クリニックと病院では夜勤勤務で支給される夜勤手当の分、給料に差がつきます。
単純計算で、夜勤手当1回1万円の場合、月に5回夜勤をしたとしても月に5万円の給料の差ができ、年収にすると60万円も違ってくるため、夜勤勤務がある病院との給料差は大きくなってしまいます。
クリニックでも産婦人科などの入院施設があるクリニックでは夜勤手当が付きますが、病院と比べると1回の夜勤につく夜勤手当は少なくなってしまうようです。
クリニックの看護師の給料だけでも生活はできる?
クリニックの看護師で正規雇用の場合、手取りは25万円前後のクリニックが多いです。
そのため、年収は350~400万円程度になります。
他の職業の女性の平均年収が350万円程度なので、同じくらいもしくは少し良いくらいなので、クリニックの看護師の給料でも生活は十分可能なことがわかります。
クリニックの看護師は、日勤勤務のみの職場がほとんどなので、生活リズムがつけやすく、プライベートを充実させたい看護師さんにもオススメです。
また、妊娠・子育て中の方もパートやアルバイトでも勤務しやすいため人気があります。
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看護師の仕事って、働く環境・職場の人間関係などによって、働きやすさが変わりますよね。
また、自分の周囲の環境(出産・結婚など)によって、転職を決断する場合があります。
その際に、自分にとってより良い条件で転職したいですよね~。
私の看護師の友人は、知り合い経由で転職をしていたけど、条件面悪く、本人はその条件が良いのか悪いのかさえ気づいていなかった。
看護師の転職サイトも合わせて活用し、求人情報を客観視することが大切です。