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中堅看護師とは、看護師として働いて3~10年程度の経験がある看護師のことをいいます。
中堅看護師になると、看護師としての仕事の責任の重さや今後の自分の目標などが明確になってくるので、新人の頃とは転職理由も異なってきます。
中堅看護師の転職理由1
仕事に対する自分の責任の重さです。
看護師として働いて3年目にはプリセプターなど新人看護師の育成に関わっていかなければならない職場が多いです。
今までは自分の仕事にだけ専念すれば良い立場だったのですが、新人の育成という責任も増えるため指導が苦手な方は特にストレスが溜まりやすくなってしまいます。
他にも、経験年数が上がるほどチームリーダーを任されることもあるため、先頭に立って物事を進めることが苦手な方には負担になってしまいます。
中堅看護師の転職理由2
2つ目は、今の職場での仕事に充実感が得られなくなってしまうということです。
新人の頃は全て新しいことばかりなので覚えることもたくさんあり、毎日学ぶことばかりだったのが、仕事に慣れてきてしまうとマンネリ化してきてしまい充実感が薄れていきます。
また、キャリアアップやスキルアップなどの新たなの目標を見つけて転職を考える方も多いようです。管理職に就くためには研修などが必要になります。
そのため、現在の職場で支援してくれなければキャリアアップなどの将来も見えません。
仕事に余裕ができてくると自分の将来に目を向けることも増えてくるため、転職を考える機会も多くなります。
中堅看護師の転職のタイミング
看護師の離職率は働き始めて3~8年以内が最も多くなっているという報告もあります。
転職をしようと思うタイミングや理由は人それぞれですが、人間関係の疲れや自分にとって良い条件の転職先が見つかったことや辞めようかなと以前から思っていた方がこの時期に転職をすることが多いです。
中堅看護師になって、新人の時期にはなかった余裕がみられるようになることで、新たなの目標も見つけやすくなります。
さらに、仕事が落ち着いて結婚や出産などのプライベートの環境の変化もあります。環境が変わることでやむを得ず転職を余儀なくされる場合もあります。
新たな目標が見つかったときは、自分の看護師としての時間を無駄にすることがないようになるべく早く自分の希望条件の転職先に転職して、自分が目標とする看護師になれるように転職をすることも一つのステップアップの方法です。
中堅看護師の転職で注意するポイント
中堅看護師の転職を考える機会として、家庭環境の変化や自分の将来の看護師としてのキャリアを考えてということも多いようです。
中堅看護師が転職を成功させるためのポイントとして、自分の条件をしっかりと叶えられる職場を選ぶことです。
中堅看護師の転職時期
中堅看護師の転職時期は、今後のキャリアアップのためにはとても重要な期間になります。
転職しても自分のキャリアアップに必要となるスキルが得られなければ転職をした意味がなくなります。
転職前にしっかりと自分がなぜ転職をするのか、転職先に求める条件を整理して転職先を見つけるようにしましょう。職場の協力がないと研修などへの参加も困難になる場合があるため、転職前にしっかりと確認するようにしましょう。
自分で転職先を探せず、どこに転職しようか迷っている方は転職サイトを利用してコンサルタントに相談しながら決めると、より自分の条件に合った転職先を見つけやすくなります。失敗しないためにも転職サイトを活用することも考えてみて下さい。
また、転職先の面接などで転職理由を聞かれると思いますが、自分がなぜ転職したのかを話し、どのような看護師になりたいのか、この職場でどのように仕事していきたいのかを事前に伝えておくと、転職先で新しい環境を整えてくれるため、自分の意志は伝えるようにしましょう。
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看護師の仕事って、働く環境・職場の人間関係などによって、働きやすさが変わりますよね。
また、自分の周囲の環境(出産・結婚など)によって、転職を決断する場合があります。
その際に、自分にとってより良い条件で転職したいですよね~。
私の看護師の友人は、知り合い経由で転職をしていたけど、条件面悪く、本人はその条件が良いのか悪いのかさえ気づいていなかった。
看護師の転職サイトも合わせて活用し、求人情報を客観視することが大切です。