看護師のベストな転職時期は?
看護師が転職するタイミングやきっかけはそれぞれあると思いますが、最も多いのが5年未満です。
5年未満で看護師が転職する割合が全体の4割も占めます。
その次に多い代が5~10年目の看護師の2割です。
国家試験に合格し看護師となり、1年目は病院の新人研修を受け基礎の知識・技術を身につけ、1年目で教わった看護知識や技術を自分で実践し、3年目に2年間で教わったことをプリセプターとして1年目の看護師のサポートに回ります。
看護師として働き始めて3年で様々なことを経験し、4年目から1人前の看護師として即戦力として働くようになります。
そのため、3年目のプリセプターを終えた時点で自分の将来について考える看護師や看護師として安定したところで結婚や出産など人生の転機を迎える方も多く、就職後3~10年目で転職を考える看護師が多いです。
3年間、同じ病院に勤務し、新人研修からプリセプターまで一連の流れを経験したことで、看護師としての知識や技術も多く身に付き、他の病院やクリニックに行っても即戦力となって働くことができるため、他の施設にも転職しやすくなっているため、4年目以降の転職がベストな時期であると言えます。
3年未満の転職は不利になる?
3年未満で転職する看護師は全体の2.5割程度となっています。
看護師のベストな転職時期として一連の看護知識や技術を経験した4年目以降が有利だと上記に記載しましたが、3年以内に転職をすることは不利なのでしょうか?
施設が中途採用する看護師について評価するときに、経験年数を評価すると答えた施設は約95%と、ほとんどの施設が経験年数を確認しているという事がわかっています。
経験年数は、給料面にも反映されることがあるため、経験年数が長ければ長いほど給料アップにつながる可能性があります。
他にも、転職を繰り返し、経験年数がどの施設も1~2年未満の職務履歴では、退職しやすいのかなと不利になってしまう場合もあります。
しかし、3年未満の看護師は、新人看護師と同じように新人研修を受けながら、その施設で教育していくことができるため、病院の方針通りに働いてくれやすいというメリットもあるため、3年未満の転職が絶対的に不利になるという事はありません。
40~50代の看護師の転職は不利?
看護師の年代別で見ると転職者が多い年代は20代が最も多くなっています。
看護師経験を積むにつれて転職する看護師は減っていく傾向にあります。
求人募集などでも年齢制限が設けられている施設もあり、40~50代の求人情報を探すとなるとクリニックや個人病院などの求人が多くなってしまい、総合病院で勤務したい看護師には転職先を探すのに苦労してしまう可能性があります。
しかし、体力的に夜勤勤務や過重労働が厳しくなり夜勤のないクリニックなどの転職先を探す看護師は、これまでの看護師経験も評価され、転職しやすくなっています。
看護師が転職するときに必要な知識や技術は?
看護師経験5年未満で転職する看護師は、これまで看護師として学んだ知識や技術、基礎知識が必要とされ、それらの知識を生かしながら、次の転職先でさらに知識や技術を身につけスキルアップにつなげていくことが必要とされます。
5年目以降の看護師は、転職後にチームリーダーや管理職への昇進も考えられるため、知識や技術だけでなく、リーダーシップなどの他の看護師や職員との関わり方も必要とされます。
また、自主性も求められるようになるため判断力や行動力など、5年目未満で求められる看護技術や知識の他に人間性も重視されるようになります。
転職時に必要な知識や技術・リーダーシップなどは、看護師として経験を重ねていくうちに自然と身についてくる部分でもあります。
もちろん、自分で研修会に参加したり、自主学習も必要ですが、それほど気負う必要はありません。
転職後はどこの施設でも最初は新人と同じなので、その後自分がどのような看護師を目指すかが重要となります。
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看護師の仕事って、働く環境・職場の人間関係などによって、働きやすさが変わりますよね。
また、自分の周囲の環境(出産・結婚など)によって、転職を決断する場合があります。
その際に、自分にとってより良い条件で転職したいですよね~。
私の看護師の友人は、知り合い経由で転職をしていたけど、条件面悪く、本人はその条件が良いのか悪いのかさえ気づいていなかった。
看護師の転職サイトも合わせて活用し、求人情報を客観視することが大切です。