DMATとは、災害の急性期にすぐに被災地に駆けつけることができる医師や看護師を中心とした医療チームのことをいいます。
近年災害が増えていることやテレビで取り上げられることが多くなったことで知られてきているDMATですが、いまだにどんな仕事をするのかわからないという看護師の方も多いですよね。
こちらの記事では、そのDMATの看護師の仕事内容やDMAT看護師をするメリットとデメリットについて紹介しています。災害医療やDMATに興味を持っている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
目次
DMATの看護師の仕事内容
会議や多職種の調整
DMATの看護師の仕事内容一つ目は、会議や多職種の調整です。
災害現場で看護師が行う業務として、職種間の調整というのがあります。災害現場は看護師や医師だけでなく、多くのコメディカルが駆け付けます。そういったときに、どの職種が何をするかどこにいくかという調整を看護師が中心に行っていきます。
また、医療活動についての会議を行う際の議題や参加メンバーなどの調整を行うのも看護師です。逆に急性期医療に携わることより、こういった調整が主な仕事になります。
災害時のストレスのケア
DMATの看護師の仕事内容二つ目は、災害時のストレスのケアです。
災害時DMATが長期的にかかわる中で必ず出てくるのが、避難生活などでのストレスとです。そういったストレスを抱えると、精神疾患や体調不良につながることもあります。
そのため、災害時に抱えるストレスをできる限り少なくすることも重要な役割になります。看護師は、被災者の話を聞いたりストレスに対する対応を行ったりすることでストレスケアを行います。
傷病者の応急手当
DMATの看護師の仕事内容三つ目は、傷病者の手当です。
DMATは災害の急性期に活動できるチームです。超急性期では、多くの傷病者の手当を行うことになります。また重症者に対しては医師のサポートを行い、災害医療を行っていきます。
災害現場の病院への支援
DMATの看護師の仕事内容四つ目は、災害現場の病院への支援です。
DMATの看護師は、災害が急性期から慢性期に移行していくと病院への支援も行っていきます。災害時必ず人手不足になる病院で、医療スタッフとして参加し支援を行うことも重要な役割の一つです。
DMATの看護師を行うメリット
災害医療に携わることができる
DMATの看護師を行うメリット一つ目は、災害医療に携わることができるということです。
看護師を行っている時災害が発生しても、被災地に対して何も支援できないと悔やむこともあるかと思います。DMAT看護師は災害現場にすぐに駆け付け支援することができるため、直に支援することが可能です。
災害現場で少しでも役立ちたいと考えている看護師にとっては、メリットの一つといえます。
キャリアを築くことができる
DMATの看護師を行うメリット二つ目は、キャリアを築くことができるということです。
DMATの看護師の経歴は、その多様な経験から様々な現場で重宝されることが多いです。また災害医療や急性期医療でキャリアを築いていきたい人にとっては、とても重要な経験になるためメリットの一つといえます。
DMATの看護師を行うデメリット
被災者と同じくストレスを抱える
DMATの看護師を行うデメリット一つ目は、被災者と同じくストレスを抱えるということです。
災害現場は通常の医療現場と異なり、また別のストレスを感じる場所になります。そのため見慣れていない被災地や被災者と関わる中で大きなストレスを抱えることもあり、デメリットの一つといえます。
環境の良くない場所での仕事や生活を強いられる
DMATの看護師を行うデメリット二つ目は、環境の良くない場所での仕事や生活を強いられるということです。
急性期に関わることが多いDMATですが、支援が長期間に及ぶことも珍しくはありません。そのため、長期的に被災地で過ごすことも多くなります。そうなると、慣れない場所での生活を強いられるためデメリットの一つといえます。
DMATの看護師を行うために必要なこととは
DMATを派遣している病院に転職する
DMATの看護師を行うために必要なこと一つ目は、DMATを派遣している病院に転職するということです。
DMATを行いたくても、DMATを派遣している病院は限られているためその病院に転職しなければ参加することができません。そのため、DMATを派遣している病院に転職することが必要になります。
コミュニケーション能力を身につける
DMATの看護師を行うために必要なこと二つ目は、コミュニケーション能力を身につけるということです。
災害現場に赴くDMAT看護師は、多くの人と接する仕事になります。そのため必ずといっていいほどコミュニケーション能力が必要になるため、コミュニケーション能力を身につけることが必要です。
看護師経験を積む
DMATの看護師を行うために必要なこと三つ目は、看護師経験を積むということです。
DMATとして災害現場に行くためには、豊富な看護師経験が必要になります。その場での臨機応変な対応がとても重要になるため、十分な看護師経験が必要です。
DMATの看護師の仕事内容は?転職するために必要なこととは~まとめ~
DMATの看護師の仕事内容やメリット・デメリット、なるために必要なことを紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
DMATの看護師の役割や必要なことを知っていただけたと思います。DMATは特殊な仕事になりますが、やってみたい方や興味を持った方はぜひこの記事を参考にしてみてください。
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