専門看護師の資格を取りたいけど、どうやって取ったらいいのかどのようなことをするのか分からないという方もいますよね。
こちらの記事では、専門看護師の役割や種類、専門看護師になるメリットについて紹介しています。もしも専門看護師になりたいと思っている場合は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
目次
専門看護師とは?専門看護師の役割
専門分野の研究
専門看護師の役割一つ目は、専門分野の研究です。
専門看護師は、大学院を卒業しているか必要な単位を取得する必要がある非常に高度な資格になります。そのためその専門分野についての研究も重要な役割の一つになります。
専門的知識を用いて看護を実施する
専門看護師の役割二つ目は、専門的知識を用いて看護を実施するということです。
専門看護師は普通の看護師以上に専門知識の多い看護師になります。特にその専門分野の知識においては、看護師の指導を任されるほどです。そのような専門知識を持つ専門看護師は、その専門的な知識を用いて看護を実施することも重要な役割になります。
現場で看護技術を実施することで、他の看護師の見本や手本となることはもちろんですし、さらにはその技術を実際に役立たせる役割を持ちます。
看護職や他のスタッフに対する指導
専門看護師の役割三つ目は、看護職や他のスタッフに対する指導です。
専門分野における専門看護師は、看護師自体の指導や教育を行う立場にもなります。自身が持つ専門的な知識で、他の看護師やスタッフの指導を行うことで看護の質を高める役割です。
コメディカルスタッフの調整
専門看護師の役割四つ目は、コメディカルスタッフの調整です。
専門看護師は、看護師と他の医療従事者との仕事などを調整する役割があります。立場的には看護師を指導する立場になるため、そのような立場から多職種との関係を調整することで職場環境を整える役割を持ちます。
患者の家族や患者、看護職の相談に乗る
専門看護師の役割五つ目は、患者の家族や患者、看護職の相談に乗るということです。
専門看護師は専門分野のエキスパートです。そのため、患者の家族や患者だけでなく看護師の相談に乗る役割も持ちます。
技術やサービスに対する相談だけでなく、個別の個人的な相談も乗ることで家族や患者、看護職のメンタルケアを行っています。そうすることで、職場環境を整える役割も持ちます。
専門看護師になるために必要なこと
看護大学の院卒あるいは必要な単位の取得
専門看護師を取るために必要なこと一つ目は、看護大学の院卒あるいは必要な単位の取得です。
専門看護師は非常に高度な専門知識を持つ看護師に与えられる資格になります。そのため資格取得も非常に難しく、前提として大学を卒業していなければいけません。
その上で看護系の大学院を卒業しているか、それに見合う必要な単位を取得する必要があります。そのため大学を卒業していない状態から資格取得するのは、非常に時間がかかるといえます。
5年の看護師実務経験があり、そのうち3年は専門分野で働いている
専門看護師を取るために必要なこと二つ目は、5年の看護師実務経験があり、そのうち3年は専門分野で働いているということです。
専門看護師は、看護師としての実務経験が5年無ければなることができません。またそのうち3年間は、取りたい専門分野の診療科で働いている必要があります。
実務経験を積むことで、専門分野の知識をさらに培うことが可能ですよね。そうして専門看護師を取るための準備を行っていきます。
試験・審査を受ける
専門看護師を取るために必要なこと三つ目は、試験・審査を受けるということです。
専門看護師は筆記試験と審査を受けることで認定をもらうことができます。この際も、必要な知識がなければ認定を受けられないため注意が必要です。
このような過程を経て、専門看護師は認定され取得できる資格になります。
専門看護師の種類
専門看護師は、その需要から年々種類が増えって言っている現状があります。この記事には、2016年時点での認定された専門看護師の区分を記載しています。
がん看護 |
精神看護 |
地域看護 |
老人看護 |
小児看護 |
母性看護 |
慢性疾患看護 |
急性・重症患者看護 |
感染症看護 |
家族支援 |
在宅看護 |
遺伝看護 |
災害看護 |
専門看護師になるメリット
教育や研究に携われる
専門看護師のメリット一つ目は、教育や研究に携われるということです。
看護師はあまり研究職のイメージがないかもしれません。しかし専門看護師は、その高度な知識を用いて日本の看護の発展に貢献することもできます。研究や教育が好きだという看護師にとっては、とても魅力的な面の一つです。
看護師のキャリアを築くことができる
専門看護師のメリット二つ目は、看護師のキャリアを築くことができるということです。
看護師を続けていると、どのようにキャリアを築いていこうか迷いますよね。その点専門看護師は、看護師のエキスパートです。その後の就職や給与アップも約束されている資格になるため、キャリアアップを目指している人にとってメリットの多い仕事となります。
専門看護師になるデメリット
専門分野以外で働くことができない
専門看護師になるデメリット一つ目は、専門分野以外で働くことができないということです。
専門看護師は、その専門分野のエキスパートです。しかしその反面他の分野にあまり詳しくない看護師が多くなります。そのため、他の分野に興味が沸いても一から学ぶことになるためなかなか働くことができないというデメリットがあります。
責任が重い
専門看護師になるデメリット二つ目は、責任が重いということです。
専門看護師は、他の看護師を監督する立場になります。そのため仕事の責任が重く、ストレスがかかることが多いです。そのため責任をあまり背負いたくない人にとっては、デメリットといえます。
専門看護師とは?専門看護師を取るために必要なこと~まとめ~
専門看護師の役割や種類、専門看護師のメリットについて紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
専門看護師の専門性やなる難しさ、役割について知っていただけたと思います。専門看護師はなることがとても難しい資格になりますが、やりがいを得られる資格でもあるため気になる方はぜひ参考にしてみてください。
人気の看護師の求人・転職サイトのランキングはコチラ
あわせて読みたい記事一覧
看護師の仕事って、働く環境・職場の人間関係などによって、働きやすさが変わりますよね。
また、自分の周囲の環境(出産・結婚など)によって、転職を決断する場合があります。
その際に、自分にとってより良い条件で転職したいですよね~。
私の看護師の友人は、知り合い経由で転職をしていたけど、条件面悪く、本人はその条件が良いのか悪いのかさえ気づいていなかった。
看護師の転職サイトも合わせて活用し、求人情報を客観視することが大切です。