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ブラック病院の見わけ方
いい条件の所を探してせっかく転職をしたけど、実際に働き始めるとブラック病院だったという経験がある転職者の方も少なくありません。
ブラック病院を見わけて、自分に合った条件の施設に良い転職ができるようにブラック病院のチェックポイントを転職の段階にあわせて説明していきます。
このチェックポイントを抑えて、転職を成功させましょう。
看護師の求人情報を見る時の注意点
≫色々な転職サイトで同じ求人情報が掲載されている
看護師の転職サイトは数多くあり、色々なサイトに求人を掲載している施設もあるため、色々な転職サイトに掲載している全ての求人広告がブラック病院というわけではありませんが、様々な転職サイトにずっと掲載されている施設は人手不足がずっと続いているということを意味しています。
人手不足が続いているということは、職員の入れ替えが頻繁にあるということを意味しているため、ブラック病院の可能性があります。
自分が転職を考えている施設がブラック病院か気になる方は、インターネットで「○○病院/クリニック 求人 看護師」というように検索してみましょう。
求人広告を掲載している転職サイトが出てくるはずです。
≫施設のベッド数と看護師の求人数を比較してみましょう
入院施設がある病院などでは、入院患者さんに対して看護師がどのくらいの人数で看護しているのかを公開しています。
ベッド数と看護体制が分かれば、どれくらいの看護師が必要かある程度の人数を計算することができます。
ベッド数や計算した看護師の人数と求人情報で募集されている看護師の人数を比較すると、看護師の数がどれだけ足りていないのか自分でも知ることができます。
例えば、30~50人の看護師募集の求人広告が出ている場合は、看護師不足がずっと続いているということなので、ブラック病院の可能性が高くなります。
≫パート急募!経験者歓迎!経験者のみ!の募集条件には要注意
パート勤務を大量募集している施設は、夜勤が出来なくてもとりあえず人数が足りないため、看護師の人数を増やしたいという意図が読み取れます。
パート募集と書かれていて、新設の外来や処置室ができたためなど理由が記載されている場合はブラックとは言えませんが、何も理由が書かれていないまま『パート募集!』というキーワードは要注意です。
また、『経験者歓迎!経験者のみ!』という募集条件も注意が必要です。
どこの施設でも経験者はすぐに活躍できるため助かりますが、この条件を前面に押し出している施設は、教育する時間がないということも考えられるため、ブラック病院の可能性が考えられます。
病院見学した時の注意点
≫病院内は清潔か
病院やクリニックの施設が新しいか古いかではなく、施設の清掃がきちんと行き届いているのかをチェックしましょう。
カルテや書類がきちんと整理されているのかも重要なポイントです。
清掃が行き届いているということは、看護師を含めて施設の職員も充実しているということです。
≫施設職員の身だしなみ・態度
医師や看護師など医療従事者の身だしなみのチェックをしましょう。
白衣は清潔かどうか、髪の毛や化粧などきちんと整えられているのかも見ておきましょう。
髪の毛がボサボサであったり、化粧が崩れていたりする場合は、身なりに気を使う時間がないほど忙しいということも考えられるため、ブラック病院の可能性があります。
さらに職員の態度を注意して観察しましょう。
患者さんだけでなく、職員同士の会話はあるのか、笑顔は見られるのかなどチェックしておくようにしましょう。
≫看護師の年齢層
看護師の年齢層が適度にばらついている施設は、新人から年配の看護師まで長く続く職場ということを意味しています。
年配の看護師しかいない場合は、新人が入っても人間関係などが原因で辞めてしまい長続きしないことが考えられます。
また、若い看護師が多い施設は、仕事がハードで年配の看護師には体力的に厳しいということを意味しているのかもしれません。
看護師の年齢層をなんとなく把握しておくことで、その職場が看護師にとってどのような職場なのかなんとなく見受けとることができます。
≫病院案内の説明の仕方
病院見学の際の案内は看護師長や係長といった管理職の方が行ってくれます。
この方たちの説明をきちんと聞くようにしましょう。
こちら側がした質問を無視して関係のない話をされる場合は、もちろんブラック病院の可能性が高いですが、好意的な説明が多いこともブラック病院の可能性があるため注意しましょう。
良い条件・良い雰囲気ばかり伝えて来られると、なにかウラがあるのかな?と疑ってしまいます。
それらの質問を聞き、実際に自分が見学時に感じた雰囲気などと異なる場合はブラック病院の可能性が高いです。
看護師の面接時の注意点
≫面接官の態度
面接時の面接官の態度でもブラック病院かどうか見極めることができます。
面接時の質問が適当な場合や相槌が適当な場合はブラック病院である可能性が高いです。
施設側も看護師の面接試験で看護師を厳選したいはずなのですが、適当に面接をしているということはどんな看護師でも人手不足が深刻で合格にするということが考えられます。
そのため、面接官の態度が明らかに適当な場合はブラック病院の可能性が高いです。
≫求人情報の条件をチェック
転職サイトに掲載されている求人条件の休みや勤務体制・給料などをしっかりつけ合わせて確認しておくようにしましょう。
求人条件に記載されていた条件が、転職後は実現されないと言った転職失敗ケースも数多くあるため、自分が重要とする条件は実際に確認しましょう。
ここで言葉を濁された場合は、記載されていた条件通りにいかない場合があるため注意が必要になります。
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看護師の仕事って、働く環境・職場の人間関係などによって、働きやすさが変わりますよね。
また、自分の周囲の環境(出産・結婚など)によって、転職を決断する場合があります。
その際に、自分にとってより良い条件で転職したいですよね~。
私の看護師の友人は、知り合い経由で転職をしていたけど、条件面悪く、本人はその条件が良いのか悪いのかさえ気づいていなかった。
看護師の転職サイトも合わせて活用し、求人情報を客観視することが大切です。