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看護師の給料の実態
看護師の給料は基本給に、夜勤手当や残業代などの諸手当を加えて総支給額となっています。看護師の給料が良い理由のほとんどは、夜勤手当が基本給にプラスされることによって総支給額が高くなるからなのです。
基本給は地域や施設によって差がありますが、平均的な首都圏の基本給は23~26万円程度のところが多いです。
夜勤勤務をすると基本給に夜勤手当が夜勤勤務の回数分加算されますが、日勤勤務の実の場合は基本給に残業代などの手当てが加算されるだけなので基本給とほとんど変わりありません。
夜勤あり・なしの場合の給料比較
それでは、詳しく夜勤勤務がある場合とない場合の給料の比較をしていきましょう。
日勤勤務のみ給料
先ほども記載したように基本給が25万前後だとすると、日勤勤務の場合は総支給額も25万前後と基本給とあまり変わりありません。
夜勤を含む給料
しかし、夜勤勤務をすると、施設や地域によって差はありますが、夜勤1回につき1万円の手当てがつくとすると、夜勤を月に5回しても基本給にプラス5万円加算されることになります。
そうすると基本給25万円+夜勤手当5万円で総支給額は30万円となります。
これを年間で計算すると1月5回の夜勤勤務をしたとしても、夜勤ありと日勤勤務のみでは1年間で60万円の差がつくことになります。この単純計算から見てもわかるように、看護師の給料が高くなる理由は、夜勤勤務につく夜勤手当が大きく関係しています。
夜勤あり・日勤のみのメリットとデメリット
このように給料面だけで比較すると夜勤勤務の方が給料も良く魅力的ですが、夜勤勤務があるから働けない看護師さんも多く、夜勤勤務があるからという理由の離職率が高いことも事実です。
夜勤ありのメリット
給料面が良いことや夜勤勤務を終えた夜勤明けなどの時間を自由に使うことができるなどもあり、夜勤専属看護師がいる施設もあります。
また、夜勤勤務をすれば求人も引く手あまたで、多数ある求人から選ぶことができます。
夜勤ありのデメリット
デメリットとして生活が不規則なため、子育て中の方は難しかったり、夜勤は人数も限られるため急変時の対応など自分自身で判断して看護しなければならないことも多く、その分責任も重たくなります。
日勤のみのメリット
日勤のみのメリットは、夜勤がないので他の職業と同じように日中働いて夜間は子どもとの時間が作れることや規則正しい生活ができるので、スキルアップのために夜間学校に通うなど自分のために使える時間が増えます。
日勤のみのデメリット
デメリットは、夜勤手当がないため給料が少ないということや日勤のみで働く場合、土日・祝日が休日と決まっているため、平日の休みが休み希望を出さなければとれないということです。
このように夜勤あり・日勤勤務のみの場合それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分の生活などを含めて自分に合った勤務を選ぶようにしましょう。
夜勤あり・日勤勤務のみの求人情報
日勤のみの求人情報は年々増加傾向にあります。
医療施設と言っても病院だけでなく、外来のみの診療所や美容外科クリニック・訪問看護ステーションなど日勤のみで働くことができる施設も多数あります。
また、医療施設だけでなく、企業看護師や保健師免許を持っている方は保健所や地域の役場などさまざまな勤務先があります。
看護師の転職サイトでも、日勤勤務のみの募集で検索すると数多くの施設が出てくるため、日勤のみの施設に転職したい方などは検索してみると自分に合った勤務先を見つけることができるかもしれません。
夜勤勤務もできる看護師さんの求人情報は数多くあり、どこの病院にも必要とされています。そのため、こちらが提示する条件が全て通る可能性も高く、給与や待遇など色々な面から施設を見て決めることも可能です。
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