看護師のスキルアップってどんなことができる！？

看護師として働く上で、スキルアップをして世の中のために役立ちたい。また、キャリアを積みたいと考えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。看護師のスキルアップについて考えてみたいと思います。

看護師として働く上で、スキルアップってどんなことが考えられますか。

そうね～。スキルアップの仕方はいくつかあると思うので、順を追ってご説明しますね。

看護師のスキルアップとは？

スキルアップとは、仕事で必要とされる能力や技術を身につけることや、その能力を身につけることで資格などを取得し、レベルアップすることを言います。

看護師のスキルアップとして代表的な資格が認定看護師や専門看護師です。これらの資格を取得することは専門性を追求しているという証になるため、転職をする際も有利なアピールポイントになります。

認定看護師？専門看護師？？新人でよくわからないのでもう少し教えてください。

大丈夫。大丈夫。任せてね。

認定看護師は日本看護協会の認定資格の1つで、スキルアップを目指す看護師さんに人気の資格になっています。認定看護師には救急看護から緩和ケア、皮膚・排泄ケアの幅広い分野で全21分野の資格を取得することができます。

5年以上の実務経験が必要となり、そのうち3年以上は認定分野と関連している職場で経験を積む必要があります。

専門看護師は日本看護協会の資格の1つです。がん看護や精神看護など11分野で、看護系大学院もしくは資格審査に合格した看護師に与えられる資格です。よりレベルの高い看護を解決困難な問題を抱えている患者さんに提供できるようにする目的で作られました。

専門看護師の試験を受けるためには、5年以上実務経験を積み、そのうち3年以上は専門分野と関連している職場で経験を積む必要があります。また、専門分野の大学院を修了して、決められた単位を取得していることが条件となります。

保健師は国家試験の1つです。大学の看護学部を卒業している看護師さんは、卒業と同時に保健師の受験資格を得られる大学がほとんどだと思います。保健師の資格は企業や学校、市町村の保健所・保健センターなどで必要とされる資格です。

看護師とはまた異なった、病気の予防や早期発見に重点を置き、地域の方々を中心に活動しています。

助産師は妊娠から出産・育児まで母子に寄り添い、母子の健康を守るために保健指導や授乳指導・育児相談を行います。

大学の看護学部で看護師の国家試験を受験すると同時に助産師の国家試験の受験資格を得られる大学もあります。他にも、1年間専門学校に通い受験資格を得る方法と大学院で受験資格を得る方法とがあります。

ケアマネージャーは医療系や介護系の保健師や看護師・介護福祉士などの国家試験取得者で、5年以上の実務経験を持つ方が受験資格を持つ国家資格の1つです。合格率は20％前後ととても難しい資格になっています。

要介護者に寄り添い、要介護者に合ったケアプランを作成し、要介護者に合わせてケアプランを適宜変更する役割があります。訪問看護ステーションや居宅介護支援事業所を開業することができるようになります。

精神的な問題を抱える方へ専門的な対応を行うための国家資格です。精神科医療機関や介護老人保健施設など様々な施設で必要とされる資格です。

国家試験の合格率は60％前後となっていて、国家試験の合格率としては高い資格です。

日本臨床心理士資格認定協会の認定資格です。病院や学校、精神保健福祉センターなどで活動できる資格で、臨床心理士の資格を取得すると面接や観察・テストなどを行うことができ、精神面でのサポートを専門的な立場から行っています。

救急救命士は救急医療の現場で心肺蘇生などの専門的な医療を提供できる国家資格です。救急救命士の養成所に入学し、2年以上の過程を修了することで、救急救命士の受験資格を得ることができます。

看護師のスキルアップには資格を取得する方法もありますが、管理職へのスキルアップもあります。管理職は通常の患者さんのケアなどの看護業務に加え、看護師長のサポートや部署の管理、シフト作成などの事務的な業務もあります。

レベルの高い看護を提供するだけでなく、看護師の働きやすい職場を作るなどの職場環境や人間関係を良好にするなどの業務面でも重要な役割を担います。

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