訪問看護ステーションに転職したくても、訪問看護ステーションの仕事内容がわからないと思っている方も多いですよね。
こちらの記事では、訪問看護ステーションの仕事内容と、転職に必要なことを紹介します。ぜひ転職の参考にしてみてください。
目次
訪問看護ステーションの仕事内容
療養上の世話
訪問看護ステーションの仕事内容一つ目は、療養上の世話です。
家で療養している利用者に対して看護を行うため、療養上の世話は一番重要な仕事といってもいいでしょう。病棟勤務でも行うことの多い療養上の世話は、訪問看護ステーションでも重要な役割を担っています。
医療ケア
訪問看護ステーションの仕事内容二つ目は、医療ケアです。
訪問看護ステーションでは、医師の処方箋に沿って医療ケアを行います。一人で家へ訪問することが多いため、自分でアセスメントを行い医療ケアを行う必要があります。
自宅でも、病院と同程度の医療ケアを行わなければいけないため、技術や知識の必要な仕事内容といえます。
機器の管理
訪問看護ステーションの仕事内容三つ目は、機器の管理です。
在宅療養している利用者は、自宅でも医療機器を利用しています。精密機械の多い医療機器は、利用者だけでは状態が判断できないことも多いです。
そのため、訪問する看護師は訪問ごとに使用している医療機器をチェックし管理する必要があります。命に直結する医療機器も多いため、重要な役割の一つです。
バイタルサインの測定
訪問看護ステーションの仕事内容四つ目は、バイタルサインの測定です。
バイタルサインの測定は、看護師が訪問する一番の目的といっても過言ではありません。利用者のバイタルサインの測定を行い、状態を観察することは非常に重要な仕事内容です。
バイタルサインを観察することで、異常の有無を把握しその後の医療に繋げていきます。常に状態を観察できない在宅療養の利用者だからこそ、特に必要だと言えます。
ターミナルケア
訪問看護ステーションの仕事内容五つ目は、ターミナルケアです。
ターミナルケアとは、終末期医療のことです。終末期に入った患者が、病院より自宅で最期を迎えたいと思い在宅療養を選択することも珍しくありません。
そのような、在宅で最期を迎えたいと思っている利用者の看護を行うことは重要な仕事の一つです。苦痛なく、家族とともに最期を迎えられるよう支援することが求められます。
リハビリテーション
訪問看護ステーションの仕事内容六つ目は、リハビリテーションです。
在宅で療養している利用者は、病院のように適宜リハビリテーションを行うことが難しい場合もあります。そのような場合、看護計画の一つとして、看護師がリハビリテーションを行います。
ただリハビリテーションを行うのではなく、家族へ実施方法を指導することも計画に含まれます。そのようにして、在宅でもリハビリテーションを行えるように促すことも仕事内容の一つです。
訪問看護ステーションに転職する利点
より患者と密接に関われる
訪問看護ステーションに転職する利点の一つが、患者と密接に関われることです。
訪問看護では、決められた時間を利用者の自宅で過ごすことになります。病棟とは異なり、一定時間ずっと患者と関わることができるため、より一層密接に患者に関わることが可能です。
患者と密接に関り看護を行いたいと思っている方には、利点の一つといえます。
家族も含めて支援できる
訪問看護ステーションに転職する利点の一つが、家族も含めて支援ができるということです。
自宅に訪問する訪問看護は、家族が在宅している場合も多いです。そのような場合、患者含め家族とも話す機会が多くなります。
その中で、家族の不安に対する支援や技術指導を行うことができます。病棟ではなかなかできない家族に対する支援を行えるため、非常に有意義に働くことができ、利点の一つといえます。
訪問看護ステーションに転職する欠点
オンコールがある
訪問看護ステーションに転職する欠点の一つが、オンコールがあるということです。
訪問看護ステーションは緊急時のために、24時間対応している場合も多いです。そのような場合、オンコールで対応しているため夜に呼び出されることがあります。
オンコールの多くは当番制ですが、呼び出されれば寝ていても起きて対応しなければならないため、そのような事が苦手な方には欠点の一つです。
高い技術が求められる
訪問看護ステーションに転職する欠点の一つが、高い技術が求められるということです。
訪問看護は、一人で訪問することが多いです。そのような場合、急変や異常への対応を一人で行う必要があります。
そのため、ある程度の知識・技術が必要であり病棟の経験年数が少ないと働くことが難しいです。看護師の経験が少なく、訪問看護ステーションで働きたいという方にとっては欠点の一つといえます。
訪問看護ステーションに転職するために必要なこと
ある程度の病棟経験
訪問看護ステーションに転職するために必要なことの一つが、ある程度の病棟経験です。
欠点でも紹介したように、ある程度の知識・技術が必要になるため重要なポイントの一つです。訪問看護ステーションによっては、経験年数により採用を決めているため、必要な条件の一つといえます。
家族と関われるコミュニケーション能力
訪問看護ステーションに転職するために必要なことの一つが、家族と関われるコミュニケーション能力です。
患者だけでなく、家族とも関わる機会が多い訪問看護では必須といってもいい能力の一つです。自分は人と関わうることが得意であるかどうか考え、転職を検討する必要があります。
看護師の訪問看護ステーションでの仕事内容は?転職するために必要なこと~まとめ~
訪問看護ステーションの仕事内容や、転職に必要なことを紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
訪問看護ステーションと病棟で働く場合の違いについてわかっていただけたと思います。もしも訪問看護ステーションに転職を考えている場合は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
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