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ブランクがある看護師の不安
結婚や出産・育児などを理由として、女性看護師の多くは自分の環境の変化で看護師の職場から離れてしまう方が多くいることが現状です。
1つ目の不安として、人の命に関わる看護師という仕事や新たな医療技術が日々発展をしている医療の現場で、少しでも現場から離れてしまうと自分が看護師として通用するのか不安に思う方が多いです。
採血等の技術面の不安に加え、現場のハードな仕事についていけるのか、忙しい看護師の仕事を知っているからこそ浮上する不安はたくさんあります。
2つ目の不安は、復職した時に新しい職場でフォローをしてくれるのか不安という方が多いです。
ブランクがある看護師の方は看護師として働いた経験年数・休んでた年数もさまざまですが、経験年数が多ければ多いほど、最初にオリエンテーションを受けたら後はサポートなしで実際の業務に入ることもあり、技術面などのサポートはあまり受けられないと言った場合も施設によってはあるようです。
復職するときに事前に入職した時の対応など聞いておくと失敗はないかもしれません。
3つ目の不安は、自分の家庭と仕事の両立ができるのかという不安です。以前働いていた時と自分のライフスタイルが異なるため、新しい職場で働きながら家事・育児など変わった環境で働いていかなければなりません。
実際に復職するときにママさんナースの働き方を聞くなど両立できる職場環境を見つけるようにしましょう。
ブランクがある看護師が転職するときに事前に準備しておけばいいこと
≫看護知識・技術の勉強をする
看護学校を卒業して、病院やクリニックなどに就職した時は、学校で学んだ知識をいっぱいに看護師として働くことができます。
しかし、数年看護師として働いていないとせっかく入っていた知識や技術なども忘れていってしまい、復職した時に知識不足になってしまっているということがあります。
知識が入っていても、医療の現場は日々進化するため、自分が働いていた知識が通用しない場合もあります。
このような知識不足を解決するために、復職をしようと決めた時から少しずつ看護の知識を復習していくようにしましょう。
今はスマートフォンのアプリなどで簡単に学習ができるため、空いた時間にアプリや本などを読んで勉強しておくと復職した時の不安も少なくなります。
≫復職支援制度を活用する
復職支援制度とは各都道府県の看護協会が主催となって開かれています。ブランクが開いた看護師でも復職しやすい環境を整えてくれる制度です。
復職支援の研修会は無料で参加することができ、看護の基礎的知識や復職に際しての心構えなどを講義や演習形式で学ぶことができます。
看護師として復職を考えた時に知識を得ることができるため活用しやすい支援制度です。
≫家族としっかり話し合う
今まで専業主婦として家事や育児に専念してきた方が多いと思いますが、復職すると時間が無くなってしまいます。そのため家族の協力が欠かせません。
看護師は不規則勤務の雇用も多いため、自分の負担にならないような勤務先・勤務形態を選び、復職に際しては家族と相談しながら決めるようにしましょう。
家事や育児などの分担も決めておくことで、働き始めてからの自分の負担が少しは軽減できるでしょう。
ブランクがある看護師の職場選びのポイント
≫復職後ファローがしっかりしている施設
ブランクがある看護師が復職するときに1番不安な点は、しっかり自分が看護師として仕事ができるのかということです。知識や技術を含め、ブランクがあると不足してしまいます。
この知識・技術の不足を補ってくれるフォロー制度がある職場で働くと、これらの不安が少しは解消されます。
復職研修などを行っている職場やプリセプター制度を活用してくれる職場など、ブランクがある看護師でも働きやすい職場環境を作ってくれる職場もあるため、事前に調べてみるようにしましょう。
≫育児に理解のある職場を選ぼう
出産や育児を理由に看護師の職を離れてしまった看護師の方は、復職後も子どもの行事や急な病気などでやむを得ず休みを取らなければならないことがあります。
そのため、ママナースにも理解のある職場を選ぶことが大切になってきます。休み希望を出しにくい職場や、休み希望をするたびに嫌な顔をされる職場では復職しても長くは続かないことが多いです。
また、ママナースが多い職場は看護師同士でカバーし合え、先輩ママナースのアドバイスなども聞けるため精神的な面でもサポートしてくれるメリットがあります。
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看護師の仕事って、働く環境・職場の人間関係などによって、働きやすさが変わりますよね。
また、自分の周囲の環境(出産・結婚など)によって、転職を決断する場合があります。
その際に、自分にとってより良い条件で転職したいですよね~。
私の看護師の友人は、知り合い経由で転職をしていたけど、条件面悪く、本人はその条件が良いのか悪いのかさえ気づいていなかった。
看護師の転職サイトも合わせて活用し、求人情報を客観視することが大切です。